現・中1が対象となる令和9年度の公立高校入試では、
選抜基準が変更になるのですが、その基本方針が公開されました。
部活や委員会活動の扱いが変わる
一番大きな変更は部活や委員会活動などの「特別活動の記録」の取り扱いです。
現在の選抜方法では
「県大会でベスト8に入った」
「生徒会役員を務めた」
「英検準2級を取得した」
といったことが中学校からの調査書に記載され、
それをもとに各高校の基準で得点化されています。
ただ、中学校における部活動の地域移行が進む中で
生徒の学校外での活動を中学校が把握することは難しくなっています。
そこで、
「特別活動の記録」についてはその実績・成果を得点化するのではなく、
「自己評価資料」に生徒自らがどのように取り組んだか記載し、
それをもとに実施する面接をの内容を得点化する
という方針になりました。
面接の練習は必要ですが、華々しい実績がないと得点化されない、ということはなくなったわけです。
この部分だけ見ると、入試における「特別活動の記録」のウェイトが小さくなったように思いますが、
最終的には
〇学力検査の得点
〇内申点
〇面接の得点
そして実施する場合は
〇特色検査(実技検査、作文・小論文)の得点
これらを各高校ごとに比率を変えて換算し、総合得点とするため、
その換算比率を見ないとまだはっきりしたことは言えません。
各高校の選抜実施内容については来年の12月に暫定版が発表される予定です。
では今できることは何か。
どのような選抜基準であれ、
確かな学力こそが高校受験を突破する第1の要素であり、万能の対応策であることは変わりません!
基礎基本をしっかり徹底し、そのうえで応用的な問題に取り組む。
今から積み重ねていきます!