第4回北辰テストの結果が届きました!
夏前とハードな夏期講習を経ての第4回。
どれだけ違いが表れたでしょうか?
この時期の数学のダウンはある程度予想内です。
それは9月以降、難関国・私立志望者は過去問演習に入らなくてはならないため、
夏期講習では中1・中2内容の復習よりも、中3内容を最後までを学び終えることを優先しているためです。
予定通り中学数学の全基本事項は終えられたので、
ここからきちんと挽回してくれることと信じています!
大きい成果は他の教科に比べ、穴の多かった国語と理科を伸ばせたことです。
高校受験においては得意を伸ばすこと以上に弱点をなくすことが効果的。
そして、伸び幅だけ見ると理科に注目がいきますが、
国語の確かな成長が我々としては嬉しいです。
複数の科目を指導した経験のある方は同意していただけると思うのですが、
他教科に比べ、国語が一番点数を伸ばすのが難しいからです。
しかし、すべての教科の土台は母語である国語!
国語を通じて読解力を鍛えることで、すべての勉強の質の向上につながります。
だからこそ、プルーフ中3の夏は最大の課題は国語の電話帳=『全国高校入試問題正解』です。
毎日、全国の公立高校の入試問題を1日最低1県解く。
そして丁寧に直しを入れる。
そのノートを必ず毎日提出し、我々のチェックを受ける。
ただ適当に模範解答を写すのでは良しとしません。
選択問題であれば、その答えの根拠は本文中のどこにあるのか。
それに対し、自分はどこを読んで間違いの選択肢を選んだのか。
そこまで徹底して問題と、そして自分の考え方の傾向、癖と向き合うのです。
最初の頃はほとんどの生徒が、ただ解いて丸つけをしただけのノート。
それが指摘を受けて少しずつ、充実したものになっていく。
根気のいるやり取りですが、時間のある夏だからこそ、できる指導です。
今回、国語の北辰偏差値を5以上伸ばした生徒達です。
Aさん 53 → 61 8up!
Bさん 52 → 59 7up!
Cさん 49 → 56 7up!
Dさん 66 → 72 6up!
Eさん 68 → 73 5up!
Fさん 61 → 66 5up!
Gさん 56 → 61 5up!
お見事でした!
ただ、先述した通り、国語というのは一番点数を伸ばすのが難しい教科です。
大きく伸ばせた生徒ばかりではなく、
伸びなかった、変わらなかった、むしろ下がってしまった・・・
そんな生徒もいます。
頑張った成果はすぐにあらわれるとは限りません。
しかし、過去の塾生全員が9月~12月の北辰テストで
国語の北辰偏差値ベストを記録しています。
公立入試の開示得点でも、
国語の点数が物足りず、合格に届かなかったという生徒はいません。
昨年の中3に伝えたことを改めてのせます。
「この夏、自分史上最高に頑張ったと思っているだろうけど、
その成果を今すぐに求めないように。
夏の本当の成果は冬に表れる。
だから、ここからの毎月の北辰テスト結果に一喜一憂せず、
どこが弱点なのかをしっかり分析するために使うこと!」
模試はいわば練習試合です。
練習試合で負けたから本番の大会を棄権する・・・
そんなことは誰も考えないはずです。
受験も同じこと。
第1志望への気持ちを強く持って
弱点に向き合っていきましょう!